秋月の目鏡橋
所在地 | 〒838-0001 朝倉市秋月 |
アクセス | 電車・バス:JR鹿児島本線 基山駅より甘木鉄道に乗り換え終点甘木駅下車、甘木観光バス秋月線で約20分、目鏡橋下車すぐ 車:大分自動車道甘木ICより約20分(秋月駐車場より徒歩約8分) |
連絡先 |
TEL : 0946-28-7341(朝倉市教育委員会 文化財係) FAX : 0946-23-0697(朝倉市教育委員会 文化財係) |
定休日 | |
駐車場 | 秋月駐車場(普通車400円、マイクロバス1,300円、大型バス2,500円) |
営業時間 |
福岡黒田藩の代わりに命じられた長崎警備役の折、石橋群をはじめて見てその頑丈さに驚いた8代藩主長舒は、秋月城下野鳥川に架かる木橋が、流されたり、腐ったりしてその維持費に頭を痛めていたことから、いち早く目をつけていましたが、その建設には莫大な資金がいるため見合わせていました。
文化2年(1805)になると、なんとしても石橋の実現が望まれ、家老宮崎織部等の進言もあって、目鏡橋架橋に踏み切りました。
しかし、文化4年(1807)2年を費やしてほぼ完成していた石橋は大音響と共に崩壊しました。苦しい財政の中から無理算段した架橋工事すべてが、水泡となった衝撃は、病床にあった長舒を直撃しました。わずか43歳の若さで急逝することとなります。再び石橋建設が住民の間にも高まり着工されたのは、2年後の文化6年(1809)秋でした。
そして、文化7年(1810)ようやく完成したこの目鏡橋は、御影石のオランダ風アーチ橋であり、花崗岩で作られ両側が階段式になった全国唯一の石橋です。
【文化財指定】昭和31年4月3日 福岡県指定有形文化財(建造物)